研究会賞(鈴木邦彦賞)
ライソゾーム病(LSD)研究を行う若手育成を目的として鈴木邦彦賞が発案され、鈴木邦彦先生からの寄付を受けて、本研究会で選考・授与を行うこととなった。その後、本研究会は2003年にスフィンゴリピドーシスの領域で数多くの功績を残された鈴木先生を称え、日本のLSD研究の振興ならびに若手研究者支援を目的として、「鈴木邦彦研究奨励賞」を設立した。
応募資格
・年齢は各年度12月31日において満45歳以下とする
・日本先天代謝異常学会会員とする
応募方法
・自薦・他薦問わない
・同施設から複数の応募も認める
・応募用紙(氏名、生年月日、所属、研究テーマ、過去5年間の主な業績、他薦の場合は推薦者名と所属)を提出
・過去5年間の研究テーマに関する論文5編(国内を優先)の別刷7部を提出
選考委員
・選考委員は、代表幹事の推薦と幹事会での承認を必要とし、代表幹事(選考委員長を兼任)を含む5人で構成する
・井田博幸(委員長)、奥山虎之、酒井規夫、高橋勉、難波栄二
歴代受賞者一覧
- 平成15年度
- 小須賀 基通 (国立成育医療センター遺伝治療科)
「ライソゾーム病モデルマウスを用いた遺伝子治療および細胞療法の開発」 - 平成16年度
- 沈 勁松 (東京慈恵会医科大学DNA医学研究所遺伝子治療部門)
「遺伝性神経疾患、特にライソゾーム病の中枢神経障害の病因の解明及び治療法の開発」 - 平成17年度
- 右田 真 (日本医科大学小児科、第2生化学)
「リソゾーム病に対する治療の基礎および臨床研究」 - 平成18年度
- 松田 純子 (東海大学未来科学技術共同センター糖鎖工学研究施設)
「脳の発生、発達、病態におけるスフィンゴ糖脂質の機能解析」 - 平成19年度
- 折井 恒治 (岐阜県総合医療センター救命救急センター/岐阜大学大学院医学系研究科小児病態学)
「ムコ多糖症治療法開発および患者診断に関する基礎研究」 - 平成20年度
- 檜垣 克美 (鳥取大学生命機能研究センター遺伝子探索分野)
「1.GM1-ガングリオシドーシス神経変性分子機構の解明とケミカルシャペロン療法開発のための基礎研究」
「2.ニーマン・ピック病C型原因蛋白質の細胞内脂質輸送機構の解明」 - 平成21年度
- 国際ライソゾーム病シンポジウムと共催の為、該当なし
- 平成22年度
- 該当なし
- 平成23年度
- 大友 孝信(大阪大学大学院医学系研究科小児科)
「ムコリピドーシスⅡ型・Ⅲ型の病態解明と治療法の開発」 - 平成24年度
- 三宅紀子(日本医科大学 生化学・分子生物学)
「異染性白質ジストロフィーの遺伝子治療の開発」 - 平成25年度
- 第55回日本先天代謝異常学会・第3回アジア先天代謝異常会議と共催のため、該当なし
- 平成26年度
- 成田 綾(鳥取大学脳神経小児科)
「ゴーシェ病の神経変性機構の研究ならびに治療法開発」 - 平成27年度
- 該当なし
- 平成28年度
- 該当なし
- 平成29年度
- Hossain Mohammad Arif(脳神経疾患研究所附属先端医療研究センター&遺伝病治療研究所)
「ライソゾーム病の病態代謝並びに治療に関する研究」 - 平成30年度
- 該当なし
- 平成31年度
- 該当なし
- 令和元年度
- 該当なし
- 令和2年度
- 該当なし
- 令和3年度
- 該当なし
- 令和4年度
- 澤田 貴彰(熊本大学大学院生命科学研究部附属エコチル調査南九州・沖縄ユニットセンター)
「スクリーニング検査によるライソゾーム病の早期診断に関する研究」 - 令和5年度
- 該当なし