ライソゾーム病は細胞内小器官であるライソゾームに存在する酵素あるいは活性化因子などの遺伝的欠損により細胞内に様々な物質が蓄積するため発症する希少疾患です。ライソゾーム病には治療法が存在しませんでしたが、1980年代に骨髄移植が、1990年代には酵素補充療法が実地臨床の場で行われるようになりました。
日本ライソゾーム病研究会の前身である日本ゴーシェ病研究会はゴーシェ病に対する酵素補充療法が開始されたのを契機して1995年に発足しました。その後、ゴーシェ病以外のファブリー病などリピドーシスにも酵素補充療法が開発されたため1998年に日本リピドーシス研究会に改称しました。さらに酵素補充療法はポンペ病などの多くのライソゾーム病全体に展開されるようになったため2002年に日本ライソゾーム病研究会に名称変更しました。
ライソゾーム病の診断については従来の臨床診断だけでなくスクリーニング検査も一部地域では行われていて早期診断も可能になってきています。治療については酵素補充療法だけでなく、基質合成抑制療法、シャペロン療法、遺伝子治療などの治療法も開発され、治療の選択肢も増えています。
本研究会における発表・議論を通してライソゾーム病の病態が解明され、診断法や治療法が進歩し、その結果、ライソゾーム病患者さんのQOLが向上することを祈念しています。
プログラム
2025年11月19日現在
開会の辞
井田 博幸(学校法人 慈恵大学)
一般演題1
共催セミナー
ファブリー病における早期治療推進のための医師–患者間コミュニケーションと遺伝カウンセリングの役割
座長 成田 綾(医誠会国際総合病院)
演者 稲垣 夏子(東京医科大学循環器内科、遺伝子診療センター長)
共催 サノフィ株式会社
一般演題2
ランチョンセミナー
新しいポンペ病治療薬について
座長 小林 正久(東京慈恵会医科大学 小児科学講座)
演者 石垣 景子(東京女子医科大学医学部 小児科)
共催 アミカス・セラピューティクス株式会社
幹事会
総合シンポジウム
ライソゾーム病の新生児スクリーニングの現状と課題
座長 澤田 貴彰(熊本大学病院 遺伝診療センター)
小林 正久(東京慈恵会医科大学 小児科学講座)
1、ライソゾーム病の新生児スクリーニング対象疾患の考え方
演者 濱崎 考史(大阪公立大学大学院医学研究科 発達小児医学)
2、 ライソゾーム病の新生児スクリーニングのシステム構築と行政との関り:東京都の場合
演者 石毛 信之(公益財団法人東京都予防医学協会 母子保健検査部)
3、ライソゾーム病における拡大新生児マススクリーニング後の遺伝カウンセリング
演者 金子 実基子(東京慈恵会医科大学遺伝診療部 認定遺伝カウンセラー)
共催セミナー2
代謝異常症の中の希少疾患:MPSⅦ(ムコ多糖症Ⅶ型)とLC-FAOD(長鎖脂肪酸代謝異常症)
座長 大石 公彦(東京慈恵会医科大学 小児科学講座)
治療可能な先天性代謝異常症 ~ムコ多糖症VII型の診断と治療~
演者 小須賀 基通(国立成育医療研究センター 遺伝診療科)
LC-FAODs の診断、治療、長期管理の現状と課題
演者 小林 弘典(島根大学医学部附属病院 検査部)
共催 Ultragenyx Japan株式会社
特別講演
CRISPR-Cas3 mRNA-LNPによるin vivo遺伝子治療の展開
座長 小林 博司(東京慈恵会医科⼤学 小児科学講座)
演者 真下 知士(東京大学医科学研究所)
閉会の辞
小林 正久(東京慈恵会医科大学 小児科学講座)
懇親会
参加登録
参加登録期間
2025年8月1日(金)~ 11月3日(月・祝)
参加費(一般)・・・3,000円
参加費(企業)・・・5,000円
参加費(患者様)・・・無料
懇親会・・・6,000円
当日参加登録受付もございます。(現金のみ)
演題登録
応募期間
2025年8月1日(金)~ 2025年9月30日(火)
応募要領
下記のボタンをクリックして、抄録テンプレート(Word)をダウンロードの上、抄録を作成してください。
作成した抄録を下記運営事務局宛に、メール添付の上送付ください。
採否結果
演題の採否は日本ライソゾーム病研究会のプログラム委員会にご一任ください。
採否結果につきましては、10月下旬ごろメールにてご連絡いたします。
演題登録申し込み先・問い合わせ
第31回日本ライソゾーム病研究会運営事務局
(株式会社インターグループ)
〒107-0052 東京都港区赤坂三丁目3-3 住友生命赤坂ビル6階
e-mail:lysosome@intergroup.co.jp
鈴木邦彦研究奨励賞
日本ライソゾーム病研究会におきましては、鈴木邦彦先生の御厚情によりライソゾーム病に関する研究の発展ならびに若手研究者の育成を意図して鈴木邦彦研究奨励賞を設立しております。
日本先天代謝異常学会会員の皆様におかれましては、鈴木邦彦研究奨励賞に応募していただきたくご案内いたします。
受賞者には、賞金と賞状が授与されます。
鈴木邦彦研究奨励賞募集要項
応募資格
①年齢は2025年12月31日において満45歳以下とする。
②日本先天代謝異常学会会員に限る。
応募方法
自薦・他薦は問いません。
提出書類
①応募用紙(下記のボタンをクリックして、PDFをダウンロードしてください。)
②過去5年間の研究テーマに関する論文5編*(筆頭著者、共著者不問)の別刷もしくはコピー7部を下記宛先まで郵送してください。
※わが国で行なわれた研究を優先します。
提出期限
2025年9月1日(月) 2025年9月8日(月)まで延長しました。
募集は終了しました。
提出先
第31回日本ライソゾーム病研究会運営事務局
(株式会社インターグループ)
〒107-0052 東京都港区赤坂三丁目3-3 住友生命赤坂ビル6階
e-mail:lysosome@intergroup.co.jp
選考方法
鈴木邦彦研究奨励賞選考委員会にて選考
問合せ先
第31回日本ライソゾーム病研究会運営事務局
(株式会社インターグループ)
〒107-0052 東京都港区赤坂三丁目3-3 住友生命赤坂ビル6階
e-mail:lysosome@intergroup.co.jp